アルゴリズムに則ってプログラムを組む時、大量のデータを効率的に管理するためデータに構造を持たせます
ではプログラムにおいて、扱うデータにはどのような決まりがあるのでしょうか?
どのような分類があるかまとめて見ます
データ型の種類
プログラミング言語によって多少違いがありますが、主要な型はこのようなものがあります
型名 | 内容 | 例 |
整数型 | 小数点を含まない整数 | -100・・・-2,-1,0,1,2,・・・・100など |
実数型 | 少数を含む数値のデータ1 | 3.14など(マイナスの値も含む) |
文字型 | 1文字を扱う | a,b,cやA,B,Cなど |
文字列型 | 文字列を扱う | ABC、おはよう、Japan など |
論理型 | 論理演算の「真」「偽」 | true,false |
変数とは
データを扱う際、記録しておくものです
使いたい値を入れておく箱のようなものです。基本的に名前をつけて区別します(変数名)
変数には同じ型のデータを入れておくことができます
データ構造の種類
データを扱う形式にはいくつかパターンがあって、主要なものが下記です
名前 | 内容 |
配列 | 同じ種類のデータを複数並べたもの |
リスト | 同じ種類のデータに順序をつけて並べたもの |
スタック | 入ってきた順にデータを並べて保管する方法で、データを入れた順と逆順でデータを取り出す事ができる |
キュー | スタックと逆で、データを入れた順に取り出す事ができる |
ツリー | 木を逆さまにしたような形で、枝先にデータを持ち、さらにその先にも枝分かれしたデータが連なっている |
配列の種類
同じ型のデータを複数管理できる配列ですが、いくつか種類があります
一次配列
fruits = [“りんご” , “バナナ” , “みかん” , “スイカ”]
このようにただ直線的に並べられているものを言います
多次元配列(二次配列)
一次配列は同じ種類のデータを単体で持っているだけでしたが、多次元配列ではそれに関連した付加的な情報など、型が同じであれば複数を一度に保つ事ができます
fruits = [ [ “りんご” , “青森” ] , [ “バナナ” , “フィリピン” ] , [ “みかん” , “和歌山” ] ]
さらに情報のまとまりのブロックを追加する事ができ、三次配列、四次配列なども作る事ができます